2006-10-25 Wed 01:34
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※I Will Wait For You :歌詞はAndy Williams の歌った英語版
いつも軽やかな風が吹いているようなattitude様のブログで
「シェルブールの屋根の上のミュージック♪」
という記事を拝見していて、レコードが聞きたくなって
サントラを引っ張り出しました。
そういえば、前日お邪魔した時は「恋は水色」を聴きたくなったのでした。
季節と気持ちのシンクロもあるのかも・・・。
コメントにも書かせていただいたのだけれど、はじめてこの映画を見た時は、多分ストーリーとかよくわかってなくって、ただ全編を流れる、美しく切ない歌声(吹き替えですが、私は手法としてはそれでよかったと思います)・メロディーにすごく心奪われ、とても大好きな映画になっていました。
なによりドヌーブの信じられない可憐な美しさ!
今も十分に通用するお洒落さ。
当時はいたって普通の女の子らしく(w)「ローマの休日」「マイ・フェア・レディ」にはまってオードリー・ヘプバーン の熱烈ファンだった私ですが、ドヌーブの整った中にしたたるような「女」を感じさせるニュアンスある表情は、そして洒落たファッションは、かなり影響を受けたと思います。
(や、どこにどう、といわれたらすっごくツライんですが;;)
のちに「昼顔」を見た時はそれなりにショックだったけど、でも成熟した美しさは、別の意味で少女な私を魅了しつづけました。
ある程度大人になって、この映画を再度みた時、
ストーリーの悲しさに、とてもショックを受けたのを覚えています。
こんなにこんなに切ない物語だったなんて・・・
最後のシーン、涙があふれてTV画面が見えないほどでした。
If it takes forever,
I will wait for you.
For a thousand summers,
I will wait for you.
今さらながら、歌詞が胸にささります。
待てなかった少女は大人に、そして母に・・・
帰ってきた青年は恋人を失い、そして夫に・・・
この悲恋物語も背景には戦争が・・・
様々な形で世相や文化、心情を切り取って美しくコラージュし
淡い彩色を施したような、
さらりと溶けながら心に染み入る名作だと思います。
それにしても、この頃の映画って、
どこまでもオシャレなのが多かったなぁー。と思うのは
思い出を美化しちゃってるのでしょうか?(汗;
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